モテたいなら筋トレしろ!
モテたいから筋トレはじめました!
ようじゅ筋トレを始める理由のTOPであるモテたい(独断と偏見)ですが、実際に効果があるのでしょうか?
- 逆三角形の体は女性にモテる
- マッチョは男社会でもモテる
- ただし、マッチョすぎるのも逆効果(特に女性モテ)



今回は筋トレをすると「男性からも女性からもモテる」という話です
動画はこちら
筋トレをすることで女性からの魅力度が上がる
女性にモテるためには、見た目は足切りラインを超えるのが重要



まず女性にモテるという意味では、筋トレはやらないよりは確実にやるほうがいいことがわかっています。
というのも、そもそも見た目が一定のレベルに達していることが”モテ”には必要だから。
61組の母&娘のペアを対象に、配偶者選好を調査した研究。
- 女性とその母親は、身体的魅力が”魅力的”あるいは”中程度の魅力”を持つ男性を選んだ
- 最も望ましい性格プロファイルを持つ男性は、少なくとも中程度の身体的魅力がある場合にのみ、そうでない男性よりも好意的に評価された
- 身体的魅力のない男性は、たとえ望ましい性格プロファイルを持っていたとしても、娘によってより望ましいパートナーとして評価されることは決してなかった
- 結論「見た目より性格が重要」というとき、最低限許容できる見た目をしていることが前提な可能性が高い
残酷な真実として、まず身体的魅力は”足切りライン”として設定されていることが多い。
つまり、いくら性格が良かろうが金を持っていようが”見た目が悪すぎる”と恋愛対象にはならない。



見た目は突出していることよりも、大きなマイナスを作らないことが大事です
実際に重要なのは、顔もあるけど”逆三角形の体型”が大事
身体的魅力ってなに?ようはイケメンじゃなきゃいけないってこと?



身体的魅力度としてもちろん顔も大事だが、”体型”もかなり重要な要素であることがわかっています
女性や男性が、ワンナイト相手や長期的関係を結ぶ相手に何を求めるかを調べた研究。
この研究では、経済学の”必需品”と”贅沢品”の概念を用いて、どんな要素がどちらに属しているのかを調べた。
- 必需品:絶対に平均レベルが欲しいが、十分な量が手に入るとそれ以上あっても重要じゃなくなるもの(水や食料)
- 贅沢品:無くても困らないが、十分レベルの必需品がある場合に重要になるもの
この研究ではいくつかの研究が行われていて、特に短期的相手において”身体的魅力”が必需品であることが示されている。
- STUDY1&2:「ワンナイト相手や不倫相手として、どのような相手を選ぶか?」を調べるために、予算配分を行わせた
- 長期的なパートナーを受け入れる可能性は、男女ともに同じだった
- 短期的なパートナーを受け入れる可能性は、女性よりも男性のほうが多かった
- 長期的なパートナーに関しては、男性は身体的魅力、女性は社会的地位を重視する傾向にあった
- 短期的なパートナーに関しては、両性とも身体的魅力を必要条件として優先した
- (特に長期的な関係において)予算が増えるにつれて、両性ともにバランスの取れたパートナーを求める傾向がみられた
- 一部の男性および女性においては、短期的なパートナーにおいても”身体的魅力度”の優先度がそれほど顕著に高くなく、こういった人は長期的関係への意欲が高かった
- STUDY3:「どのような要素が最優先されるか?」を調べるために、”クリックするとステータスが開示される形式”のマッチングアプリを使いワンナイトの相手を探してもらった
- 男女ともに”身体的魅力”を最初にチェックする傾向があった。(30回中、男性は22.5回、女性は14.4回。)
- 身体的魅力はレベル1(平均以下)→レベル2(平均)に上がることで受け入れられる確率が大きく向上したが、レベル2(平均)→レベル3(平均以上)は大して向上しなかった
| 性別 | 関係性 | 1位 | 2位 | 3位 |
| 女性 | 短期 (ST) | 身体的魅力 (14.4) | 社会的ステータス (4.8) | 優しさ (4.8) |
| 長期 (LT) | 社会的ステータス (10.4) | 優しさ(9.2) | 身体的魅力(4.8) | |
| 男性 | 短期 (ST) | 身体的魅力 (22.5) | 活発さ (2.8) | 親切さ (2.0) |
| 長期 (LT) | 身体的魅力 (12.8) | 優しさ (6.8) | 活発さ(5.1) |
一番最初に確認された要素
- STUDY4:カジュアルな性交渉を持つ理由
- 男女ともに一位は「身体的に魅力を感じ、気持ちよさそう」だった
- 男性の二位は「自分の市場価値を確かめるため」で、女性の二位は「その後に長期的関係を期待した」だった
- STUDY5:身体的魅力とは実際になんなのか?
- 短期的相手と長期的相手に関して、身体的魅力が具体的になんなのかを最大4個まで提示してもらい、それがなぜ重要なのかを聞いた。
- 女性の場合は、体格に関する項目のほとんどが筋肉量や上半身の筋肉量、身体能力だった
- 男性の場合は、シンプルに尻と胸だった
- 笑顔に関しては男女ともに挙げた要素だが、歯並びを挙げたのは女性だけだった
| 特徴 | 女性(長期) | 女性(短期) | 男性(長期) | 男性(短期) |
| 体型、体格 | 23.6 | 33.5 | 23.4 | 48.1 |
| 口、笑顔 | 14.8 | 13.7 | 6.5 | 6.5 |
| 身長 | 12.2 | 7.3 | 5.2 | 6.5 |
| 髪 | 7.4 | 8.6 | 9.1 | 9.1 |
| 顔 | 7.0 | 9.0 | 13.0 | 13.0 |
| 目 | 7.0 | 7.3 | 11.7 | 5.2 |
| 肌 | 3.1 | 1.3 | 2.6 | 0.0 |
| その他の特徴、全体的な外見 | 3.9 | 7.3 | 7.8 | 2.6 |
| 内面的な特徴(非物理的) | 21.0 | 12.0 | 20.8 | 9.1 |
| 合計 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 |
| 理由 | 女性(長期) | 女性(短期) | 男性(長期) | 男性(短期) |
| ポジティブな特徴だから | 21.5 | 16.0 | 17.4 | 0.0 |
| 身体的・性的魅力を感じるから | 19.8 | 57.3 | 30.4 | 81.0 |
| 安心だから | 13.6 | 4.0 | 0.0 | 0.0 |
| 健康、清潔だから | 13.0 | 4.7 | 8.7 | 9.5 |
| 遺伝、子供への継承 | 11.9 | 1.3 | 6.5 | 0.0 |
| 男らしさ、女らしさ | 7.3 | 10.0 | 4.3 | 0.0 |
| 自尊心や気分が高まる | 5.6 | 2.0 | 4.3 | 0.0 |
| 情緒性、表現力 | 3.4 | 1.3 | 17.4 | 0.0 |
| 年上(年下、性的成熟度) | 1.1 | 1.3 | 4.3 | 2.4 |
| コミュニケーション | 0.0 | 0.0 | 4.3 | 0.0 |
| その他 | 2.8 | 2.0 | 6.5 | 7.1 |
| 合計 | 100.0 | 100.0 | 100.0 | 100.0 |
たとえばこの研究のSTUDY3を見ると、女性は(短期的関係においては)見た目を真っ先にチェックすることが判明している。



ちなみに男性は短期的関係だろうと長期的関係だろうと、真っ先に”身体的魅力”をチェックします
そしてさらに、この研究では平均以下→平均程度の見た目ではパートナーとして受け入れられる確率が格段に向上したが、平均→平均以上では受け入れられる確率は大して向上しなかったことが報告されている。
STUDY5では”身体的魅力”とはどんな要素なのかが確かめられているが、このとき短期的関係だろうと長期的関係だろうと真っ先に重要視されるのが”体型”の部分。
そして女性は男性よりも”歯並び”を気にするなど、いわゆる”清潔感”に関する項目を挙げる傾向があった。
体型が大事といっても、具体的にどんな体型なの?デブじゃなきゃOKってこと?



女性にとって魅力的な体型というのは、いわゆる逆三角形の体だということがわかっています
ウエスト/チェスト比、ウエスト/ヒップ比、BMIのどれが男性の魅力度に寄与しているかを調べた研究。
ウエスト/チェスト比が分散の56%を説明したのに対して、BMIは分散の12.7%しか説明しなかった。
上半身の強さが男性の身体的魅力の70%を説明した。
なぜこんなことが起こるかというと、シンプルに”体格のよさ”はステータスにつながる可能性が高いから。
後で説明するが、いうならばマッチョは他の男性に威圧感を与えて、ステータスが高くなりがち。



そしてステータスは、(特に長期的関係においては)女性が”見た目”以上に気にする可能性が高いものです
見た目を超えたら、次はステータスを求めよ
女性と長期的な関係を築きたいなら、社会的ステータスを上げよ



そして筋トレで最低限の見た目を整えたら、次は社会的ステータスを高めるほうが”モテ”という部分では有利です
というのも、女性は長期的関係に関しては”社会的ステータス”を重視する傾向が強いから。
実は先ほどの2006年の研究でも、女性は”長期的関係の相手”となると社会的ステータスを一番気にすることが報告されている。[2]



たとえばSTUDY3の「パートナーとしてどんな要素を真っ先にチェックするか?」では、長期的関係になると女性は”社会的ステータス”を一番に確認することが報告されています
| 性別 | 関係性 | 1位 | 2位 | 3位 |
| 女性 | 短期 (ST) | 身体的魅力 (14.4) | 社会的ステータス (4.8) | 優しさ (4.8) |
| 長期 (LT) | 社会的ステータス (10.4) | 親切さ/信頼性(9.2) | 身体的魅力(4.8) | |
| 男性 | 短期 (ST) | 身体的魅力 (22.5) | 活発さ (2.8) | 親切さ (2.0) |
| 長期 (LT) | 身体的魅力 (12.8) | 親切さ/信頼性 (6.8) | 活発さ(5.1) |
男性は長期的関係だろうが短期的関係だろうが”身体的魅力”を真っ先にチェックするのに対して、女性は”社会的ステータス”を確認する。



長期的関係が視野に入るとき、女性は男性とは違って”社会的ステータス”を気にするようになります。
そして次に重要なのが、”親切さ/信頼性”の要素。
これは”冷徹”の真逆と言ったイメージで、男性がたまに勘違いする”過剰同調にする”ような類の優しさではないので注意。



ようは「自分の持っているリソースを他人に与えることができそうな性格か?」という部分が重視されます。
実はこれは他の研究でも確かめられていること。
女性にとっては”社会的ステータスと資源”が必要資源だった一方で、男性にとっては”身体的魅力”が必要資源だった。
両性にとって必需品だったのは、親切さと知性だった。



この研究では、女性にとっても男性にとっても、”親切さ”が必需品として捉えられていることがわかります
実は男性においても、女性の”親切さ/信頼性”というのは長期的関係になると第二位に浮上する要素。
これは男性でもわかる話で、たとえばワンナイトならまだしも、結婚相手に”自己中心的な女性”を選びたくない人は多いはず。



このように、長期的関係においては”社会的ステータス”や”親切さ”などの他の要素も重要になってきます
バランスよくすべての能力を伸ばすのが吉
そして女性にモテるという意味では、筋トレばかりするよりも他の要素を伸ばした方がいい。



というのも、恋愛対象としてはひとつの魅力が突出しているよりも、すべてのパラメータが平均以上の”バランス型”が好まれる傾向があるからです
女性は”すべてを持っている男性”に惹かれがち



実は…というほどでもないかもしれませんが、男女ともに恋愛相手はバランス型を好む傾向にあります
たとえば先ほどの2006年の研究では、男女ともに低予算では”身体的魅力”や”社会的ステータス”を重視したが、高予算ではすべてのバラメータが平均以上の”バランス型”を好む傾向にあった。[2]
つまるところ、「貧乏なイケメン」や「不細工で肥満の金持ち」よりも、「顔もほどほどで年収もまぁまぁある」男のほうが女性に好かれがちだということ。



パラメータに平均以下の部分と平均以上の部分が混在しているよりは、すべてが平均以上のパラメータが好まれます
これは筋トレでも一緒で、他のパラメータに平均以下のものがあるけどフィジーク体型よりも、普通体型(ガリガリや肥満じゃない)で他のパラメータがそこそこのほうが恋愛対象としては受け入れられる確率は高い。
筋トレにハマりすぎると、機会損失を生み出す可能性がある



そう言った意味でも、”筋トレにハマりすぎる”ことはモテから遠ざかるリスクがあることも事実です
自分も昔そうだったのでわかりますが、筋トレが人生の優先事項に来すぎると機会損失をもたらす可能性がある。
実際にこの問題に切り込んだ研究があったので紹介しよう。
「自分の筋肉量(と体脂肪率)が不十分である」という慢性的な執着を持っている人々を調べた研究。
トレーニングのスケジュール管理と食事管理に追われているため、人間関係や仕事の機会を逃している人々が多いことが報告されている。
これはいわゆる筋トレにのめり込みすぎた人たちを調べた研究で、論文の中では実際に色々な人が登場する。



程度の差こそあれ、筋トレにのめり込みすぎることによる機会損失に関しては洞察があると思うのでいくつかのパターンを紹介します。
この論文の中には、たとえば専門職の学位を持っているのに、トレーニング計画を遂行するためにジム以外で働けない人の例が出てくる。
また食事計画を守るために”一人での食事”を好む例も出てくるが、これは多くのトレーニーが頷けるはず。



筋トレはのめり込み過ぎればのめり込みすぎるほど、ある意味では”機会損失”を生むのも事実です
- 筋トレを優先したキャリア選択によって、将来のキャリアの幅がせばまる
- 食事は”一人で”を徹底しすぎて、他人から得られるチャンスを逃したり、コミュニケーションスキルを磨くチャンスを逃す
- シンプルに筋トレをしている時間というのは、他のこともできる時間である
このとき考えるべきは、価値観は歳をとるに連れて変わる可能性があるということ。
自分も20代の頃は筋トレ中心で物事を考えていましたが、30代になった今はキャリア選択を筋トレ中心で考えなくてよかった…と思うのが正直なところ。
たとえばジムで働いていれば空き時間にトレーニングできたり、筋トレにもっと詳しくなった可能性はありますが、その情熱もいつまで続くかは不明。



実際に30代になった今では、ずっと好きな”勉強”ができる今の職業に就いておいて本当によかったと思っています。
別に職業に貴賎はないが、たとえば実際にジムで働くことが”資源獲得=お金を稼ぐ”という意味で最適とは限らない。
この研究に載っている人のようにキャリア選択は一度始めてしまうと途中で方向転換するのは至難の業。



自分は「何事も筋トレ中心で物事を考えすぎるな」と過去の自分にアドバイスできるならしたいものです。
ちなみにこの論文には、1時間に20回も「ねぇ、僕は大きくなったかな?本当に?」と(おそらく親に)聞いていたという狂人も載っているので、気になる人はぜひ一度チェックしてみるのがおすすめ。
筋トレでマッチョになりすぎると
筋肉のつけすぎはモテから遠ざかる



そして実は筋トレをしすぎることのデメリットは他にもあって、それは”女性ウケ”という意味でシンプルにマッチョになりすぎるとモテから遠ざかるから。
これはあまりに想像通りもしれませんが、マッチョになりすぎるとモテから遠ざかる。
筋肉質な男性がモテるのか?を調べた研究。
筋肉質な体と”モテ”の間には、逆U字型の関係がみられた。
この研究ではいくつかの研究が行われている。
たとえばSTUDY1では、下記の体型を基準に「どのくらい筋肉質なのが魅力的に感じるか?」をテストした。


結果として、マッチョすぎない”Built”や”Toned”が一番魅力的だと評価される結果に。


ちなみにこの研究では、マッチョになればなるほど「威圧感があって支配的」なイメージを与えたことも報告されている。



これは後々にも関わってくる話なので、少し覚えておいてください。
そして続くSTUDY2でも、マッチョ度がほどほどのImage5近辺が一番魅力的だと評価される結果に。




このように、マッチョになるほど魅力度が増えるが、それはある一定の点まで。
そこを超えてくると魅力が急激に下降することがわかっています。



ちなみになぜマッチョになるほどモテるのかというと、筋肉量の維持=テストステロンの高さなどの”遺伝的素質”を測るシグナルとして働いているからといわれている。
テストステロンの高さは”競争心が強い”などのメリットもあるため評価されますが、行き過ぎると”攻撃性”などのデメリットの面が強くなるために敬遠される。



つまり女性にとっては”頼り甲斐がある”を通り越して、”自分に危害を加えてくるかも”という恐怖心のほうが勝ちます
一方でガリガリも”弱々しくて従順=男社会での階級が低くなりがち”とみなされるのでモテない。



よって一番中間の”程よいマッチョ”がモテることになります。
筋トレをすることで男性からの”モテ度”も上がる
俺は超ゴリマッチョになりたんや!女にモテるなんて関係ねぇ!!



それはそれで素晴らしい(?)態度です。実は女性にはモテませんが、男性社会ではマッチョになればなるほどメリットがある可能性があります
筋トレすることで男性から一目置かれる存在になる
というのも、実は男性は身体的に威圧感があるほど”社会的ステータス”を手に入れる傾向があることが報告されている。



なぜならヒトには”身体的に強い男性”ほど、リーダーシップ能力が高いとみなしてしまうというバグがあるからです
「屈強な男性ほど高い地位を得られるのか?」を調べた研究。
- STUDY1
- コンサルタント会社の新卒という設定で、男性131名・女性48名を対象に”チームメンバーにすべきことを実行させる能力”、”他チームとの対面時にチームを代表する能力”、コンサルとしての問題解決能力”、”予測される会社内での社会的地位”の4つの指標を評価してもらった
- 結論は「男性において身体的強さ(=腕の筋力と握力)は、リーダーシップ能力のみにポジティブな影響を与える」というもの
- 男性はリーダーシップに関する指標(=”チームメンバーにすべきことを実行させる能力”、”他チームとの対面時にチームを代表させる能力”)が高いと評価され、実際に社会的地位も高いだろうと評価された
- ただし、男性の”コンサルタントしての能力”の評価には影響を及さなかった
- これらの効果は、身体的強さがもたらす魅力への
- 女性においては、身体的強さはどの指標にも影響を与えなかった
- 身長が高いことがすべての項目にハロー効果を与えるのと違って、身体的屈強度はリーダーシップの指標のみにポジティブな影響を与えた
- STUDY2
- STUDY1を拡張するため、リーダーシップを「支配による地位獲得」と「尊敬による地位獲得」に分けて調査し、さらにリーダーシップを行う能力と行う意欲を分けて評価してもらった
- リーダーシップの能力があるほど、その意欲も高いと評価された
- 身体的強さは、「支配による地位獲得」にも「尊敬による地位獲得」を同じように予測した
- 身体的強さは、自己利益を追教する攻撃的な個体だというイメージも与えた
- 身体的強さが高くても、自己利益を追求し攻撃的だと判断された場合にはリーダーシップにポジティブな効果をもたらさなかった
- STUDY1を拡張するため、リーダーシップを「支配による地位獲得」と「尊敬による地位獲得」に分けて調査し、さらにリーダーシップを行う能力と行う意欲を分けて評価してもらった
- STUDY3
- 「同じ顔でも”体型”を操作することによって評価は変わるのか?」を調べた
- 最も身体的強さが強い(+1.59SD) or 弱い(-1.46SD)と評価された個人各4名の顔と体を入れ替えて、466名を2グループに分けて加工した写真と無加工の写真を使って各指標を評価してもらった
- 身体的強さが上がればリーダーシップの評価は下がり、身体的強さが下がるととリーダーシップの評価も上がった
- 身体的強さが上がると「自己利益を追求し攻撃的」と思われる可能性も上がった
- STUDY4
- 身体的強さが与える”地位”への影響は、身長と同じようなメカニズムなのか?を調べた
- 写真の身長を操作して、これまでの指標に与える影響を調べた
- 身長と身体的強さには、正の相関があった
- 身長とリーダーシップ能力には、正の相関があった
- 身長と予測される地位には、正の相関があった
- 身長と自己利益の追求には、負の相関があった
- 結果として、身長が高いことはあらゆる面においてプラスに働いた
- チンバンジーの群れでも、同様に”威圧的なオス”が集団内での仲裁に入ることによって、集団の協力を円滑にしている例がある。その場合も、威圧的なオスゆえに集団内の他のオスはめったに反応的な攻撃を示さない
- 威圧的なオスはライバルを”攻撃”して高い地位に上り詰めるのではなく、その”威圧性”をリーダーシップに使った場合に高い地位が約束される
この研究はざっくりというと、「マッチョになるほどリーダーシップがあって高い地位にいるはず」と評価されたことが報告されている。



しかもコンサルタント会社という、別にマッチョなことが何のメリットにもならない会社をシチュエーションにしています
実際にマッチョなことは”コンサルとしての能力が高そう”とは評価されなかった。
それなのに”高い地位がふさわしい”と(勝手に)思われていたのは、「マッチョ=リーダーとしてふさわしい」と考えてしまうバグが人の中にあるから。
なぜマッチョがリーダーシップがあると(勝手に)思われるかというと、マッチョはリーダーシップに必要な二つの条件を持っているとみなされるから。
| リーダーシップに必要な条件 | なぜマッチョがいいのか? |
|---|---|
| ①集団内をまとめる力 | メンバーに頼み事をしたときに反抗される確率が低いから |
| ②他の集団と交渉する力 | 他の集団から舐められることが少ないから |



つまりシンプルにガリガリよりもマッチョのほうが”自分の意見を主張した時に反抗されづらい=みんながリーダーに従う”というのが理由です
実際に自分の友人に「ゴリラと戦ってもいい勝負しそうだな…(=身長180cm超・100kg超)」という人がいますが、彼はよく「威圧感があって便利だから、発言しなくていいからクライアントとの取引に参加して」と言われているそう。
ここでひとつ注意点があって、”威圧的なマッチョ”だからと言って本当に横暴な態度をとると嫌われるということ。
実際に先ほどの研究では、いうならば”威圧的なマッチョが自己利益を追求し他者を攻撃していない場合に限り”、高い地位が約束されるという結果になっている。



つまり、体を鍛えてマッチョになることはリーダーシップを発揮する上で有利になります。そしてこの効果には上限がない可能性が高いです(マッチョになればなるほど恐れられるから)
まとめ
今回は筋トレするとモテるのか?について紹介した。
- 逆三角形の男性は女性から魅力的にみえる
- ただし女性モテという意味では、やりすぎは逆効果
- マッチョになれば男社会でも勝手に”リーダーシップがある”とみなされる可能性がある



ちなみに女性をビビらせるほどのマッチョにはほとんどの人がなれないと思うので、一生懸命に筋トレに励んでOKです(そもそも落とすのはわりと簡単だし)
参考文献
1. Fugère MA, Chabot C, Doucette K, Cousins AJ. The importance of physical attractiveness to the mate choices of women and their mothers. Evol Psychol Sci. 2017;3: 243–252.
2. Li NP, Kenrick DT. Sex similarities and differences in preferences for short-term mates: what, whether, and why. J Pers Soc Psychol. 2006;90: 468–489.
3. Maisey DS, Vale EL, Cornelissen PL, Tovée MJ. Characteristics of male attractiveness for women. Lancet. 1999;353: 1500.
4. Sell A, Lukazsweski AW, Townsley M. Cues of upper body strength account for most of the variance in men’s bodily attractiveness. Proc Biol Sci. 2017;284: 20171819.
5. Li NP, Bailey JM, Kenrick DT, Linsenmeier JAW. The necessities and luxuries of mate preferences: testing the tradeoffs. J Pers Soc Psychol. 2002;82: 947–955.
6. Pope HG Jr, Gruber AJ, Choi P, Olivardia R, Phillips KA. Muscle dysmorphia. An underrecognized form of body dysmorphic disorder. Psychosomatics. 1997;38: 548–557.
7. Frederick DA, Haselton MG. Why is muscularity sexy? Tests of the fitness indicator hypothesis. Pers Soc Psychol Bull. 2007;33: 1167–1183.
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10. Fletcher GJO, Tither JM, O’Loughlin C, Friesen M, Overall N. Warm and homely or cold and beautiful? Sex differences in trading off traits in mate selection. Pers Soc Psychol Bull. 2004;30: 659–672.
11. VON Rueden C, Gurven M, Kaplan H. The multiple dimensions of male social status in an Amazonian society. Evol Hum Behav. 2008;29: 402–415.
12. Bandura A. Self-efficacy: Toward a unifying theory of behavioral change. Psychol Rev. 1977;84: 191–215.










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