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たった1ヶ月の勉強でTOEIC630点→865点にした方法

「就活で役に立ちそうだからTOEICで860点を超えたい!」

エリート就活生のあなたは、このように考えているかもしれない。

それもそのはず、TOEICスコアで860点を越えれば”英語で仕事ができる人”とみなされるからだ。

TOEICスコアと英語レベル
TOEICスコアと英語レベル
ようじゅ

野村ホールディングス(グローバル社員)やNTTコミュニケーションズなどの超一流企業では、TOEICスコア860点以上が必須という噂すらあります

正直なところ真偽は不明だが、TOEICハイスコアを所持していることが有利に働くことは間違いない。

しかも、このことは超一流企業に限らない。

2019年に行われた英語活用実態調査では、実に半数にも及ぶ49.1%もの企業がTOEICを参考にしていると回答しているのだ。(R

TOEICレベルと採用
TOEICレベルと採用
ようじゅ

実際に周りを見ていると内定〜入社までにTOEICの
勉強をさせる企業がチラホラありました

『これからの人生を左右する就活。それなのにTOEICスコアが足りなくて落とされるなんて絶対に嫌だ!』

そう思った私は、1ヶ月間かけて勉強することにした。

対策を練りに練った結果、10分以上も試験時間を余らせたうえTOEIC865点を叩き出すことができた。

証拠の写真もちゃんとある。

TOEIC865点のスコア表
865点のスコア

しかも、勉強した時間は1日30分〜1時間程度である。

ようじゅ

TOEICの勉強に時間を割きたくなかった&勉強量を増やしすぎたら絶対に続かないと思ったからです

ちなみに大学院入試の前に受けたTOEICの点数は630点である。

1ヶ月の勉強で、235点も伸ばしたことになる。

この記事は『現状TOEIC600点くらいだけど、860点を越えたい人』向けに書いた。

もしあなたがTOEICで600点は取れるというなら、TOEICに出てくる英文は絶対に読めているはずである。

TOEICでは難しい英文が出るわけでもないのに、なぜ点数が上がらないのか。

ようじゅ

それは単に”TOEIC”というゲームの攻略法を知らないからです

この記事は、いわばその攻略本である。

使用した教材から時間配分、各パートの解き方まですべて具体的に書いた。

間違いなく今後の人生を左右する就活活動。

そんな就活において、TOEICのハイスコアは想像以上の価値がある。

ようじゅ

もちろんTOEICスコアだけで内定は勝ち取れませんが、プラスの効果があるのは間違いないです

TOEICのハイスコアはハロー効果をもたらす。

履歴書の”TOEIC860点以上”という特徴に引きずられ、面接官が「あなた=優秀」と思うようになるのである。

実際に2022卒として就活をしていた私だが、面接の場で「英語が出来るんだね。」「努力家だね」と言われることも多かった。

TOEICで高得点を所持していて得をすることはあれど、損をすることはまずないだろう。

目次

TOEICを爆速で解くために必要な”たった一つのこと”

なぜTOEICで高得点を取れないのか?

一番の原因は「十分な時間を確保できない」ことにある。

そこでキーとなるのが、TOEICを爆速で解くことである。

10分くらいは時間を余らせるくらいがちょうど良い。

「そんな速度で解けるわけない!」と思うかもしれないが、たった一つの事実を知るだけでそれが可能になる。

10秒間考えてわからない問題を、1分間悩み続けたからといって正解にたどり着くとは限らない

これだけは絶対に覚えておいてほしい。

時間を使えば使うほど正解に近づくとは限らない。

初めにマークした回答より、悩んだ末に導き出した正解が合っている補償など一切ない。

Facebook創立者であるマーク・ザッカーバーグの名言は、TOEICにも当てはまる。

Done is better than perfect. (完璧よりまず終わらせよ)

マーク・ザッカーバーグ

もちろん、時間をかけて正解に辿り着けることも確率的にはある。

しかし、悩むことによる時間浪費とストレスのデメリットのほうが大きい。

要するに、TOEICではわからない問題にさっさと見切りをつける必要がある。(そのための具体的な対策は後述)

目指すのはあくまでネイティブレベルとみなされる860点以上、満点を目指すわけではない。

もちろん解けない問題があって構わないのである。

ちなみに、TOEICでは終了時間ピッタリに問題を解き終えるスピードでも遅すぎると思う。

なぜなら「時間が足りるだろうか…」という不安感でつねに頭がいっぱいになり、問題に集中できないからだ。

ようじゅ

書籍「Chatter」にもある通り、雑念が浮かんでくるとパフォーマンスが下がります

ここで冒頭の話に戻ろう。

試験時間が10分も余ったのに、TOEIC865点が取れたのではない。

試験時間を10分も余らせたから、TOEIC865点が取れたのである。

「そんなことできたら苦労しないわ!」と思うかもしれない。

以前の自分もそう思っていた。

もちろん、僕だって初めからこんなことが可能だったのではない。

前までは時間内に解き切ればいいほうだった。

しかし、本番でどのように解けば爆速で解けるか?を考え抜き、試験前1週間前からはそのための練習も重ねた。

地道な努力によって、本番で10分余らせた上に865点を叩き出したのである。

それでは少し前置きが長くなってしまったので、実際の方法を紹介しよう。

前半2週間は基礎練、後半3週間は実践練習

1ヶ月のうち、前半2週間は基礎練になる。

まずは、ある程度の速読・速聴能力をつける必要がある。

具体的には、単語帳を使い、英文理解力を高める。

そして、後半パートの3週間は実践練習。

TOEIC公式問題集を使い、実際に出題される問題を解く。

はじめに言っておくと、文法は勉強しない。

コスパがいいとは思えないし、どうせ本番でも文法は捨てるくらいの気持ちで解くからである。

文法に時間を使うくらいなら、Readingの大部分を占める長文読解に時間を使うほうが良い。

実際に僕も文法の点数が一番低いが、問題なく865点は取れたので安心してもらいたい。

基礎練は「1日30分、ひたすら英文を聞いて読む」

前半パートでは、いわゆる”量”をこなす作業をする。ひたすら英文を読んで聞く。

そのために、Listening用とReading用として2つの単語帳を使う。

まず一つ目が、Listening対策として使う『TOEIC L&Rテスト 出る語句1800+』である。

この教材では、Web上から音声がダウンロードできる。

その音源を使って、1日15分ひたすらシャドーイングをする。

この教材のいいところは、ビジネスをテーマとしたストーリー構成にある。

TOEICに出てくるビジネス表現が網羅されているうえに、何よりストーリー自体がわりと面白い。

また1パートが短いので、たった15分間でも数十パートも進めることができる。

サクサクと進んでいくのも勉強のモチベーションも維持しやすい。

シャドーイングするうえで気をつけることは、イチイチ脳内で日本語に訳さないことである。

そんなことをしていたら、本番では問題についていけなくなる。

はじめは難しいかもしれないが、練習していくうちに英文のまま大体の意味がわかるようになる。

二つ目の教材として、『Daily 1500』を使う。

こちらは主にReadingの練習をする。

残りの15分間で、この単語帳の英文をできるだけ早く読む。

このとき、感覚としては単語を1語1語読まない。いわゆる”飛ばし読み”の練習をするのだ。

シャドーイングをしない理由はここにある。

声に出して読むよりも圧倒的に早く読むように意識するのである。

この教材は選んだ理由は、難易度も内容もTOEICにピッタリだからである。

表やメール、説明文などTOEICによく出てくる文章が網羅されている。

先ほどの教材と同じように、1パートが短いこともGoodポイント。

どちらの教材も、TOEIC600点を取れる人には知っている単語ばかりかもしれない。

単語帳としては物足りないだろう。

しかし、それで良いのである。

目的は単語を覚えることではなく、簡単な英文を爆速で理解できるようになることである。

したがって、単語パートはもちろん読まない。

英文を聞いたり読んだりするなかで、気になる単語があればもちろん見てもいい。

しかし、基本的にはどんどんと先に進むことをオススメする。

後半は公式問題集で練習を積む

前半で基礎練を積んだら、後半はTOEIC公式問題集で実践練習をする。

実際にTOEICの問題を解くことで、後述する”Part毎の攻略法”と”問題を捨ててドンドン先に進む勇気”を養っていこう。

TOEICを1回分まるまる解くとかなり時間がかかるので、僕は1回のテストを3日に分けて解いていた。

  • 1日目:Part1&Part2 + Part7(解くだけ)
  • 2日目:Part3         + Part7(答え合わせ)
  • 3日目:Part4      + Part5&Part6

どの日もListeningとReadingの両方に触れるように考慮。Part7は答え合わせまですると時間がかかるので2日に分けた。

私はこの構成で公式問題集6から公式問題集3までを解いた。

各公式問題集には2回分のテストがあるので、計8回分のテストを受けたことになる。

しかし、正直に言うと6回分もやれば十分だと思った。

余裕がある人は8回分解いてもいいが、時間がないなら6回分で十分である。

この公式問題集で、これからみていく本番の解きかたを体に覚え込ませよう。

TOEICの時間配分は『Part4:Part5:Part6=10分:10分:55分』

まずはTOEICの時間配分について。

TOEICの試験時間は、Listeningが約45分でReadingが75分。

Listeningは向こうのペースで進むので、時間配分を考えるべきはReadingのみとなる。

Readingの時間配分は、『Part4:Part5:Part6=10分:10分:55分』にすることをオススメする。

“TOEIC 時間配分”で検索するとだいたいこの時間配分が出てくる。

奇をてらえばいいというものでもないし、この時間配分が無難であると思う。

時間に余裕を持つために守るべきたった一つのこと

各パートの対策に入る前に、全パートを通して守るべきたった一つのことについて話す。

何度も言うが、TOEICで高得点を取るためには、爆速で解くことが最重要。

そのために守るべきは”悩まない”ことである。

ここではもう一歩具体化して、以下のようなルールとして頭に刻んでほしい。

絶対的ルール:わからないときは”C”をマークする

これだけは絶対に守るべきルールにしてほしい。

実際のところ、マークするのはAでもBでも構わない。ただ、わからないときにマークする番号だけは決めておくべきだ。

「問題を捨ててもいい」だけだと、いざわからない問題に直面すると結局悩んでしまう可能性が高い。

なので、悩んでいると気づいた瞬間に思考を停止して”C”をマークしよう。

僕はPart7において大問ごと全てCにマークしていたことさえある。

それくらい、全てのPartを通してこのルールだけは絶対に守るようにしていた。

ちなみに、TOEICでは2択までは悩まず絞れることもある。

そのときでも、私は悩んでいたら”C”をマークしていた。

さすがにそれは抵抗がある人は、”アルファベット順で前に来る番号”をマークするなど決めておくといいかもしれない。

とにかく、それくらいこのルールは重要だということはわかってもらいたい。

それでは、各パートの説明に入ろう。

リスニングパートは”聴きながら解く”

Listeningに関しては、どのパートも同じ解法となる。

それは問題を聴きながら解くことである。

リスニング問題では、”音声→マークのための沈黙”がひたすら繰り返される。

パート冒頭にある説明や沈黙の時間を使って、次の問題の設問を確認しよう。

そして、実際に音声が流れ始めたら、聴きながら答えをマークしていく。

TOEICでは設問が時系列順に並んでいるので、事前に設問を確認していれば聴きながらでも十分にマークできる。

Listeningのコツは、これだけである。

あとは”わからないときはC”さえ守っていれば、置いてけぼりにされることはない。

ちなみに、パート冒頭の説明文はけっこう長く、設問をたくさん見ておこうと思う人もいるかもしれない。

しかし、僕のおすすめは次の設問を見たら、あとはボーっとすること。

先の設問まで見てもどうせ忘れる。

それに、TOEICは長丁場なので少しは休息を入れないと集中力が持たないと考えていたから。

2時間も集中力を保たせるのは思っている難しい。無理せず休むところは休むのがいい。

文法問題は選択肢をまず確認する

Listeningが終わると、いよいよReadingである。

まずはPart5の文法問題から始まる。

文法問題のコツは、問題文を読む前に選択肢を初めに確認することである。

選択肢を見れば、だいたいどんなことが問われているのかがわかる。

それさえ分かれば、本文を読む必要がない問題も多い。

例えば時制の問題なんかは、空欄の前に”can”があり現在形とすぐに答えが導けたりする。

Part5では絶対に10分以上かけてはいけない。そのためには、半ば直感で答えてもいい。

「これが正解な気がする…」

そう思ったら迷わずマークする。文法こそ考えても答えにたどり着けるとは限らない良い例。

知らないものは知らないと割り切ろう。それよりも、長文読解に時間をかけたほうが点数は間違いなく伸びる。

Part6は埋めながら解く

文法問題が終わると、次はPart6の空欄補充になる。

この空欄補充は、正々堂々と戦うことになる。前から読みながら、段落が終わったらそこまでの設問を解けばいい。

この際、何度も言うが以下のルールだけは絶対に守る。

”わからないときはCをマーク”

これだけを頭に入れ、さっさと解き進めてしまえばいい。

ちなみに、空欄補充は設問より前の文章だけで解けることが多いが、まれに設問より後の文章を見ないと解けないこともある。

ただし、段落をまたぐことは皆無なので、段落ごとに設問を解いていくのが英文の読み直しもなく一番効率的になる。

Part7は大問ごと捨ててもいい

いよいよTOEIC最大の難関、Part7の長文読解にはいる。

このPart7では、メール・新聞記事・Webサイトなど様々な形態の長文が出てくる。

解きかたとしては『長文を超ざっと読んで話題を把握→設問を順に解いていく』がオススメである。

ここでも重要なのが、しつこいようだが問題を捨てる勇気を持つことである。

『苦手な長文は大問ごと捨てる。』

これくらいの気持ちで挑んでほしい。

Part7では、どうしても苦手な文章が出てくることがある。

私の場合、新聞記事風の長文が特に苦手だった。

この手の長文は、初めにざっと読んだときに話題がわからないときがあった。

そういうときは、思い切って大問ごと切り捨てた。すべてCにマークしたのである。

話題すら把握できないような苦手な長文を解くのは、かなりストレスである。

そんな問題に時間と集中力を注ぎ込むくらいなら、他の問題にリソースを使うほうが賢い。

何度も言うがTOEIC満点を目指すわけではない。思った以上に捨てても800点代は取れるものである。

逆に、上手く捨てていかなければ時間不足で取れるはずの点数すら落としてしまう。

大問を捨てるのには抵抗がある…という人もいるかもしれない。

しかし、どうせ最後に時間が余る。

だから、どうしても気になるならそのときに戻ってきて解き直せばよい。

まずは解ける問題を解くことが先決である。

あとは、分からない小問もCにマークして適度に切り捨てつつ、解き進めていく。

そうすれば、十分に時間に余裕を持ってTOEICテストを解き終えることができる。

まとめ

TOEICでは、爆速で解くことが何より重要である。最後にもう一度だけ念押ししておくが、そのために肝に銘じておくべきことはたった一つ。

10秒間考えてわからない問題を、10分間悩み続けたからといって正答率が上がるとは限らない。

正直なところ、TOEIC600点を超える実力があるなら、悩まずさっさと解くだけで800点は超えられると思う。

さらに単語帳で速読・速聴の練習もしておけば、まさに鬼に金棒である。

時間内に確実に解き終える自信があると、TOEICの試験は自分でも驚くくらいリラックスできる。

その状態でこそ、本来(以上)の実力が出せる。

この記事を読んだあなたが、TOEIC800点を超えられることを心から願っている。

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