男性体型を改善したい!



ついでに健康にもなりたいし、脳にもいい効果があればいいな!



今回はそんな人のために、最小限の努力で最大限の利益を得られる超効率的筋トレ法を紹介します
- 健康という意味では筋トレだけでなく有酸素運動もしたほうがいい
- 脳にいいという意味でも筋トレだけでなく有酸素運動もしたほうがいい
- 筋トレだけで最大限の利益を得たい場合はスーパーセットを多用する
動画はこちら
健康という意味では有酸素運動と筋トレを両方する必要がある



まず第一に、健康という意味では筋トレだけでなく有酸素運動もする必要があります
というのも筋トレと有酸素運動を組み合わせることで様々な病気のリスクを抑え、死亡率を低下させることができるとわかっている。
筋トレと有酸素運動の組み合わせで死亡率が低くなる
- 3つの運動が死亡率に与える影響を調べた
- MPA:Moderate Aerobic Physical Activity
- 軽い発汗や、心拍数や呼吸が軽度から中程度上昇するレベル
- VPA:vigorous aerobic physical activity
- 大量の発汗や、心拍数や呼吸が大きく上昇するレベル
- MSA:muscle-strengthening activity
- 筋トレ
- MPA:Moderate Aerobic Physical Activity
- 対象となったのは18歳以上の健康な成人50万人
結果としては下記の通りで、一言で言えば筋トレもしている上に散歩もしているし、たまにはランニングやHIITなどの高強度の有酸素運動もしている人が一番死亡率が高かったのだ。
それもそのはず、筋トレと有酸素運動では得られる健康効果が異なることがわかっているからだ。
筋トレで予防できるもの
まず筋トレで予防できるものだが、これは骨粗鬆症や転倒など筋骨格の衰退が関係している病気。
特に高齢者にありがちなのが、筋肉の萎縮による転倒と骨粗鬆症のコンボによる骨折。
ちょっとした転倒で骨が折れてしまい、その後動けなくなってしまったりするのだ。
筋トレはこの問題を防止するうってつけの方法で、骨を強くすることで骨折を防ぐだけでなく、筋肉を増やすことで転倒そのもんを防ぐこともできるのだ。
- 2018年のレビュー「骨粗鬆症とサルコペニアの予防」 [2]
- 骨粗鬆症予防には筋トレが有効
- 骨粗鬆症予防には、骨に加わる負荷が日常生活で遭遇する負荷を上回る必要がある→筋トレが有利
- 筋肉が増える→骨格に機械的張力がかかる→骨芽細胞が活性化される(とはいえ詳しいメカニズムは不明)
- 有酸素運動は向いていない
- 有酸素運動は、骨に十分な刺激を与えることができない
- ウォーキングもたいして効果がない
- 骨粗鬆症予防には筋トレが有効
- 2024年のアンブレラレビュー「筋トレで筋肉量・筋力・身体機能が改善」[3]
- 筋トレで筋力向上・筋肥大、それに伴う身体機能改善の効果が得られた
- 転倒防止[4]
- 筋トレで転倒を防止することができる



筋トレは文字通り筋肉と骨を強く保つためには有酸素運動よりも圧倒的に優れていると言えます
有酸素運動で予防できるもの
それでは有酸素運動はやらなくていいのかというとそういうわけではない。
有酸素運動によって心血管系を鍛えることによって、脳卒中や心筋梗塞などの病気を予防することができるのだ。
- 心血管系の病気リスクが減る [5]
- 糖尿病の予防になる [6]
- 脳卒中を防ぐことができる[7]



実際に大規模なメタ分析でも、有酸素運動体力が上がると心血管系の病気での死亡率が下がることが報告されています
10万人以上を対象にメタ分析を行なったもの。
有酸素運動体力が1MET上がるごとに心血管系の病気での死亡率が13-15%低下することが判明した
心血管系を鍛えて心臓や血管の病気リスクを減らすという意味では、有酸素運動の右に出るものはいない。
様々な病気のリスクに備えるという意味では筋トレと有酸素運動の両方をやる必要がある。
運動は脳にもいい
そして「運動は脳にいい」というのが常識になりつつあるが、そういった点でも有酸素運動と筋トレの両方をしたほうがいいという証拠がある。
- 運動が認知機能に与える影響を調べた
- 中強度の有酸素運動が最もGlobal Cognitionを改善した
- 筋トレはExecutive Funtionを改善した
詳細な結果は下記の通り。



この論文の要点をざっとまとめておきましょう
- 筋トレと有酸素運動では改善できる脳機能が若干違う
- 頻度は週1からでも脳には良い効果がでる
- 強度は有酸素運動、筋トレともに低すぎると効果がない
- (脳機能へのポジティブな効果が約束されているのは60歳以上の高齢者)
このように脳機能という意味でも筋トレと有酸素運動ではカバー範囲が異なる。
そういった意味でもやはり有酸素運動と筋トレは両方行った方がいいだろう。
読者には筋トレ好きも多いと思うが、実は脳の老化を防ぐという意味では筋トレよりも有酸素運動のほうが効果が良さげ。
実際に有酸素運動体力がある人の方が脳がボケないし萎縮しないという研究がある。
- 2024年のメタ分析「VO2maxが高い人ほど脳機能が優れている」[10]
- 2025年の研究「VO2maxが高いほど脳の萎縮が少ない」[11]



筋肥大という意味では有酸素運動をしなくても問題はないが、脳にいいという意味でも有酸素運動は避けられないでしょう
健康・脳・体型改善に効く筋トレ法の実践例
それでは健康も脳機能改善も体型改善も狙いたい…そんなときのプログラム例を紹介しよう
プログラム①有酸素運動と筋トレの両方を取り入れる



まず一つ目のパターンですが、普通に筋トレに加えて有酸素運動も取り入れてしまうのが早いです
| 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
| 筋トレ | 筋トレ | 有酸素運動 | 筋トレ | 筋トレ | 有酸素運動 | オフ |
有酸素運動がわりと好きな人、トレーニングの時間を存分に取れる人は有酸素運動を取り入れる方が早い。
とは言え、有酸素運動は絶対にしたくない人や時間的に有酸素運動をするのは厳しい場合もあるだろう。
そんなときは筋トレだけで済ます方法もなくはない。



このときおすすめなのが上半身と下半身の2分割法です
| 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
| 上半身 | 下半身 | オフ | 下半身 | 上半身 | オフ | オフ |
これでは有酸素運動のメリットが得られないのでは?



そんな問題に対処するために筋トレを有酸素運動化する秘技…スーパーセットを使います
有酸素運動効果も狙う!スーパーセット2分割筋トレ法
スーパーセットの2大メリット



最小限の努力で最大限のメリットを得たい…そんなときに使えるのがスーパーセットです
スーパーセットというのは2種類(以上)のエクササイズを交互に行うというもの。
個人的にこのスーパーセットには2つのメリットがある(と思っている)。
- 時短になる
- 心拍数を上げて有酸素運動化することができる
まず第一のメリットは時短になること。
胸のエクササイズをした後、胸の休憩時間中に背中のエクササイズをすることができるので休憩時間を圧倒的に短縮することができる。
筋トレというのは休憩時間が占める割合がかなり大きいので、スーパーセットはかなり時短になるというイメージを持っている人も多いはず。



時短のメリットに加えてもう一つ、あまり語られないメリットが心拍数を上げることができることです
スーパーセットというのは休憩時間なしで次々に様々なエクササイズをこなす。
休憩時間がないので心拍数が上がる…すなわち筋トレを有酸素運動化することができるのだ。



心拍数が上がると筋トレはキツくなるのでデメリットに思えがちですが、健康や脳機能改善という意味ではメリットになります
筋トレをスーパーセットで有酸素運動化する…これが時短かつ健康にも脳にもいい筋トレほうになる。
上半身の筋トレ例
ということでここからは筋トレを実際にどういうふうに進めていくかの例を見ていこう。
まず上半身の日に最低限やるべきスーパーセットは2つ。
- 体と垂直方向のプッシュ/プル
- 体と水平方向のプッシュ/プル
まず一つ目の体と垂直方向のプッシュ/プルというのは、簡単に言えば前に押す動作と前から弾く動作のスーパーセットになる。
例えばベンチプレスとベンとオーバーローのスーパーセットなどが該当する。
そして二つ目が体と水平方向のプッシュ/プル。
これはオーバーヘッドプレスとチンニングのスーパーセットなどが該当する。



最低限この2つのスーパセットをやっていれば、肩関節周りの筋肉も肘関節周りの筋肉も鍛えることができています
最低限という意味ではこの2つのスーパーセットで十分。
余裕があって腕のエクササイズも独立してやりたい!という人は腕のエクササイズもスーパーセットで行うのがいいだろう。
ダンベルカールとトライセップスエクステンションのスーパーセットでも、EZバーカールとフレンチプレスのスーパーセットでも内容はなんでもいい。
上腕二頭筋と上腕三頭筋のスーパーセットを行うのがいいだろう。
下半身の筋トレ例
下半身の筋トレはスクワットを中心に組んでいくのがおすすめ。
というのもスクワットは有酸素運動的な性質が強く、スーパーセットにするまでもなく心肺機能を鍛えることができるから。



実際にスクワットをしていて、筋肉よりも先に心肺機能に限界が来てしまった経験をしたことがある人も多いはず
後々出てくるが、有酸素運動で放出される脳にいい物質であるBDNFもスクワットでは放出されやすいことが報告されている。
有酸素運動のメリットを取るという意味でも、スクワットは単体でも優秀な種目と言えるのだ。
そこから余裕があれば、さらにレッグエクステンションとレッグカールのスーパーセットなどを行うのがいいだろう。
脳に効く筋トレの極意
2分割でのスーパーセットをおすすめしたが、ここで気になるのが重量設定や追い込むかどうか。
実は脳にいい筋トレという意味ではちょっとしたコツがあるので、その概要を紹介しよう。
中強度の筋トレで認知機能が改善した



まず強度ですが、中強度の筋トレは低強度や高強度の筋トレよりも効果が出やすい可能性が高いです
実際に最近のメタ分析では、中強度の筋トレが最も認知機能へ良い影響を及ぼす可能性が高いことが報告されている。
- 筋トレの認知機能への影響を調べた
- 急性期研究
- 57.14%がポジティブな結果を示した
- 中強度は13/18, 72.22% outcomes had a positive effect).
- 低強度は (4/7, 57.14%)
- 高強度は(7/17, 41.17%)
- 覚醒度の向上が認知機能向上の一因
低強度や高強度は41-57%ほどの研究が認知機能を改善したのに対して、中強度は70%以上の研究が認知機能にプラスの結果を報告している。
低強度では負荷が低すぎる(ラクすぎる)し、高強度では心肺機能にそこまで負荷を与えることができない。



結果として中強度の筋トレが最も良いということになりそうです
BDNFで見ても「中強度・追い込む・コンパウンド種目」が脳に良い
実際に運動が脳に良い影響を及ぼすメカニズムとされているのが、運動によるBDNF(脳由来神経栄養因子)の増加。
実はこのBDNFというのは、元々筋トレではなく有酸素運動で放出されることが発見されたもの。
- 2003年の研究[13]
- 初期のBDNF研究
- 有酸素運動によってBDNFが増加することが報告された
- 2015年のメタ分析[14]
- 運動がBDNFに与える影響を調べた
- 単発の運動or定期的な運動の両方でBDNFが増加した
- しかし抜き出された研究のうち筋トレは3件だけ



脳にいいBDNFが出るという意味で確立されているのは有酸素運動であり、筋トレはBDNFが増えたり増えなかったりしているのが現状です
ここでBDNFが出る筋トレの条件を探るために、研究をいくつか並べてみよう。
| 研究 | 運動後のBDNF | 強度 | 追い込む | エクササイズ |
| Yarrow et al (2010) [15] | ↑ | – | ○ | スクワットやベンチプレス |
| Church et al (2016) [16] | ↑ | 3-5RM | ○ | スクワットやベンチプレス |
| 10-12RM | ||||
| Marston et al (2017) [17] | → | 5RM | ○ | スクワットやベンチプレス |
| ↑ | 10RM | |||
| Lira et al (2020) [18] | ↑ | 10RM | ○ | 全身法 |
| ↑ | 分割法(上半身) | |||
| ↑ | 分割法(下半身) | |||
| Quiles et al (2020) [19] | 高強度>中強度 | 2-6RM | 0-3RIIR | スクワットやベンチプレス |
| 8-12RM | >5RIR | スクワットやベンチプレス | ||
| Johnson et al (2020) [20] | ↑ | 80%1RM | ○ | スクワットやベンチプレス |
| Goekint et al (2010) [21] | → | – | – | マシン |
| Correia et al (2010) [22] | → | 10RM | – | マシン |
結論を言ってしまうと、BDNFが出る確率が一番高いのは下記の条件。
- 強度が中強度であること
- 追い込む筋トレであること
- マシンではなくコンパウンド種目であること
実はこの条件が筋トレを一番(心拍数的に)キツくする。
有酸素運動的な要素を強くするので脳にいいBDNFも多く出るのだ。
BDNFが出るのも全身トレーニングor下半身トレーニング
実際に有酸素運動色が強い全身や下半身の筋トレは上半身に比べてBDNFの放出も多いことが報告されている。
- 2020年の研究 [18]
- 全身 vs 分割でBDNFへの影響を調べた
- 条件間で有意差なし
- 効果量は全身1.4、下半身0.75、上半身0.33



このように心拍数に負荷がかかるような運動が最もBDNFが出る確率が高いです
ちなみにBDNFだけではなく、運動後に放出されるカテコールアミンも脳にいいとされている。
実際に運動によるカテコールアミンの放出とそれに伴う覚醒度の上昇はワーキングメモリや記憶の定着にいいとされていることも付け加えておく。 [23]
まとめ
今回は最小限の努力で最大限の利益を得る筋トレ法についてまとめた。
- 健康や脳にいいという意味では有酸素運動は欠かせない
- 筋トレは上半身はスーパーセットを用いることで有酸素運動のメリットが得られる
- BDNFが出る筋トレの条件は「中強度・追い込む・コンパウンド種目」



スーパーセットを多用した筋トレは心拍数が上がってきついですが、だからこそメリットがあります。
時短ついでにい、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか
おまけ:急性の運動で記憶力が改善する?
脳にいいと言われる運動…実は記憶力を上げるための運動をやるタイミングがあります
- 2019年のメタ分析 [24]
- 有酸素運動が急性的に記憶力へ与える影響を調べた
- 運動する時期によって4種類に分類
- 記憶エンコード前(記憶前)
- 記憶エンコード中(記憶中)
- 早期統合中(記憶してから4時間以内)
- 後期統合中(記憶してから4時間以上経過)
この研究は記憶前や記憶中、記憶後に運動をすることで記憶力が変わるか?を調べたもの。



結果をまとめると下記のようになります
- 記憶前の運動
- 若者は記憶前の運動で増強される
- 老人は記憶前の運動は逆効果
- 記憶中の運動
- 全ての条件でマイナス
- 記憶後の運動
- 高強度&長時間が一番よい
| 2018年のメタ分析 | 記憶前 | 記憶中 | 記憶後4時間以内 | 記憶後4時間以上 |
| 被験者の属性 | ||||
| 若者 | + | + | ||
| 高齢 | − | |||
| 混合 | + | − | + | |
| エクササイズの特徴 | ||||
| 低強度 | − | |||
| 高強度 | + | + | ||
| 短時間 | − | + | ||
| 長時間 | + | |||
| サイクリング | + | + | ||
| 記憶の種類 | ||||
| 短期記憶 | + | |||
| 長期記憶 | + | − | + |
もし若年者であれば、運動は記憶したい物事の後でも前でもOK。
しかし高齢者であれば記憶したい物事の前に運動をするのはNG。
これは単純に体力の問題で、記憶前に運動をすることによる疲労がメリットを上回るからと言われている。
最後に詳しい結果も載せておくので、気になる人は参考までにどうぞ。
参考文献
1. López-Bueno R, Ahmadi M, Stamatakis E, Yang L, Del Pozo Cruz B. Prospective associations of different combinations of aerobic and muscle-strengthening activity with all-cause, cardiovascular, and cancer mortality. JAMA Intern Med. 2023;183: 982–990.
2. Hong AR, Kim SW. Effects of resistance exercise on bone health. Endocrinol Metab (Seoul). 2018;33: 435–444.
3. Mcleod JC, Currier BS, Lowisz CV, Phillips SM. The influence of resistance exercise training prescription variables on skeletal muscle mass, strength, and physical function in healthy adults: An umbrella review. J Sport Health Sci. 2024;13: 47–60.
4. Benichou O, Lord SR. Rationale for strengthening muscle to prevent falls and fractures: A review of the evidence. Calcif Tissue Int. 2016;98: 531–545.
5. Lavie CJ, Ozemek C, Carbone S, Katzmarzyk PT, Blair SN. Sedentary behavior, exercise, and cardiovascular health. Circ Res. 2019;124: 799–815.
6. Balducci S, Sacchetti M, Haxhi J, Orlando G, D’Errico V, Fallucca S, et al. Physical exercise as therapy for type 2 diabetes mellitus: Exercise as Therapy for Type 2 Diabetes. Diabetes Metab Res Rev. 2014;30 Suppl 1: 13–23.
7. Kramer SF, Hung SH, Brodtmann A. The impact of physical activity before and after stroke on stroke risk and recovery: A narrative review. Curr Neurol Neurosci Rep. 2019;19: 28.
8. Kodama S, Saito K, Tanaka S, Maki M, Yachi Y, Asumi M, et al. Cardiorespiratory fitness as a quantitative predictor of all-cause mortality and cardiovascular events in healthy men and women: a meta-analysis: A meta-analysis. JAMA. 2009;301: 2024–2035.
9. Zhang M, Jia J, Yang Y, Zhang L, Wang X. Effects of exercise interventions on cognitive functions in healthy populations: A systematic review and meta-analysis. Ageing Res Rev. 2023;92: 102116.
10. Oberlin LE, Wan L, Kang C, Romano A, Aghjayan S, Lesnovskaya A, et al. Cardiorespiratory fitness is associated with cognitive function in late adulthood: baseline findings from the IGNITE study. Br J Sports Med. 2025;59: 167–176.
11. Won J, Tomoto T, Tarumi T, Rodrigue KM, Kennedy KM, Park DC, et al. Associations of cardiorespiratory fitness with cerebral cortical thickness and gray matter volume across the adult lifespan. J Appl Physiol. 2025;138: 473–482.
12. Huang T-Y, Chen F-T, Li R-H, Hillman CH, Cline TL, Chu C-H, et al. Effects of acute resistance exercise on executive function: A systematic review of the moderating role of intensity and executive function domain. Sports Med Open. 2022;8: 141.
13. Gold SM, Schulz K-H, Hartmann S, Mladek M, Lang UE, Hellweg R, et al. Basal serum levels and reactivity of nerve growth factor and brain-derived neurotrophic factor to standardized acute exercise in multiple sclerosis and controls. J Neuroimmunol. 2003;138: 99–105.
14. Szuhany KL, Bugatti M, Otto MW. A meta-analytic review of the effects of exercise on brain-derived neurotrophic factor. J Psychiatr Res. 2015;60: 56–64.
15. Yarrow JF, White LJ, McCoy SC, Borst SE. Training augments resistance exercise induced elevation of circulating brain derived neurotrophic factor (BDNF). Neurosci Lett. 2010;479: 161–165.
16. Church DD, Hoffman JR, Mangine GT, Jajtner AR, Townsend JR, Beyer KS, et al. Comparison of high-intensity vs. high-volume resistance training on the BDNF response to exercise. J Appl Physiol. 2016;121: 123–128.
17. Marston KJ, Newton MJ, Brown BM, Rainey-Smith SR, Bird S, Martins RN, et al. Intense resistance exercise increases peripheral brain-derived neurotrophic factor. J Sci Med Sport. 2017;20: 899–903.
18. Lira FS, Conrado de Freitas M, Gerosa-Neto J, Cholewa JM, Rossi FE. Comparison between full-body vs. Split-body resistance exercise on the brain-derived neurotrophic factor and immunometabolic response. J Strength Cond Res. 2020;34: 3094–3102.
19. Quiles JM, Klemp A, Dolan C, Maharaj A, Huang C-J, Khamoui AV, et al. Impact of resistance training program configuration on the circulating brain-derived neurotrophic factor response. Appl Physiol Nutr Metab. 2020;45: 667–674.
20. Johnson TK, Belcher DJ, Sousa CA, Carzoli JP, Visavadiya NP, Khamoui AV, et al. Low-volume acute multi-joint resistance exercise elicits a circulating brain-derived neurotrophic factor response but not a cathepsin B response in well-trained men. Appl Physiol Nutr Metab. 2020;45: 1332–1338.
21. Goekint M, De Pauw K, Roelands B, Njemini R, Bautmans I, Mets T, et al. Strength training does not influence serum brain-derived neurotrophic factor. Eur J Appl Physiol. 2010;110: 285–293.
22. Correia PR, Pansani A, Machado F, Andrade M, Silva AC da, Scorza FA, et al. Acute strength exercise and the involvement of small or large muscle mass on plasma brain-derived neurotrophic factor levels. Clinics (Sao Paulo). 2010;65: 1123–1126.
23. Segal SK, Cotman CW, Cahill LF. Exercise-induced noradrenergic activation enhances memory consolidation in both normal aging and patients with amnestic mild cognitive impairment. J Alzheimers Dis. 2012;32: 1011–1018.
24. Loprinzi PD, Blough J, Crawford L, Ryu S, Zou L, Li H. The temporal effects of acute exercise on episodic memory function: Systematic review with meta-analysis. Brain Sci. 2019;9: 87.
25. Li Z, Peng X, Xiang W, Han J, Li K. The effect of resistance training on cognitive function in the older adults: a systematic review of randomized clinical trials. Aging Clin Exp Res. 2018;30. doi:10.1007/s40520-018-0998-6










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