「有酸素運動はしたほうがいいの?」
「痩せたいなら食事制限!有酸素運動は無駄!」
今回は筋トレ界隈で嫌われがちな有酸素運動に関する話。
- 有酸素運動&食事制限は食事制限だけよりも痩せる
- 有酸素運動はメンタル面でも効果が大きい
- 有酸素運動の筋肉や健康に関するデメリットは気にするほどでもない
自分はダイエット中に有酸素運動をすることが多い。
ようじゅそれは脂肪を燃やすためというよりは、そのほうが色んな意味でダイエットが成功する確率が高いからです。
ということで、今回はあまり語られることのない有酸素運動のメリットについて紹介しよう。
その中でも自分が激推しの「ランニング」について紹介する。



具体的にいうと「ダイエット中は1回30分×週3の有酸素運動」でダイエットが成功しやすくなります
有酸素運動は痩せる?
まずは結論として、有酸素運動は十分痩せる。



そしてその効果には(ある程度は)用量依存性があることがわかっています。
有酸素運動の減量効果を調べた研究。116件の研究から6880人の被験者が抜き出された。
- 組入基準
- 介入期間が少なくとも8週間以上
- 18歳以上の肥満体型
- 監督下での有酸素運動
- アウトカムは有酸素運動の効果
- 有酸素運動の頻度・持続時間・強度が報告されている
- 男女比
- 女性が47件
- 男性が30件
- 混合が39件
- 疾患
- 健常者が75件
- 合併症が41件
- トレーニング
- 78件はプログレッシプ、38件はNonプログレッシブ
- 介入期間は週55-300分
- 有害事象
- 主に膝や足首・関節の痛みなど
- 血圧上昇が1件
このメタ分析は有酸素運動の研究を調べた大規模メタ分析で、体重と体脂肪(に関連する数値)の結果が調べられている。
体重減少
| 運動量(分/週) | 体重減少量(平均, kg) | 信頼区間(95% CI) |
| 50分 | −1.26 kg | (−1.82 〜 −0.70) |
| 100分 | −2.16 kg | (−2.80 〜 −1.52) |
| 150分 | −2.79 kg | (−3.29 〜 −2.29) |
| 200分 | −3.28 kg | (−3.97 〜 −2.59) |
| 250分 | −3.74 kg | (−4.94 〜 −2.54) |
| 300分 | −4.19 kg | (−5.98 〜 −2.41) |
脂肪減少
| 有酸素運動(min/週) | 体脂肪量減少(kg)全試験 n = 50 | 内臓脂肪面積減少(cm²)n = 26 | 皮下脂肪面積減少(cm²)n = 27 |
| 0分 | 0 | 0 | 0 |
| 50分 | −1.27 (−1.87 〜 −0.68) | −6.33 (−9.79 〜 −2.86) | −4.22 (−6.18 〜 −2.27) |
| 100分 | −2.03 (−2.77 〜 −1.29) | −9.68 (−12.24 〜 −5.11) | −7.21 (−9.48 〜 −4.93) |
| 150分 | −2.40 (−3.00 〜 −1.80) | −10.36 (−14.10 〜 −6.62) | −9.11 (−11.33 〜 −6.89) |
| 200分 | −2.56 (−3.13 〜 −2.00) | −9.43 (−12.25 〜 −6.62) | −10.37 (−14.33 〜 −6.40) |
| 250分 | −2.68 (−3.56 〜 −1.80) | −7.96 (−12.17 〜 −3.74) | −11.40 (−18.16 〜 −4.56) |
| 300分 | −2.79 (−4.12 〜 −1.46) | −6.45 (−13.30 〜 0.39) | −12.43 (−22.17 〜 −2.69) |
縦軸を体重と脂肪量の変化量、横軸を時間にして一つのグラフにまとめると下記のようになる。


まず有酸素運動をすればするほど体重が落ちる。
しかし体脂肪量をみてみると、週100分を超えたあたりから急に減りが鈍くなっている。



この論文でも「週150分まではやればやるほど減量効果がある」と結論づけられています。
とはいえ100分を超えたあたりからやや傾きが鈍くなっていることを考えると、週100分(たとえば30分×週3回)くらいが減量を考えたときにちょうどいいのではないだろうか。
食事制限だけで十分?
とはいえ、これは食事制限をしていない場合の話。
「食事制限だけしていれば運動は不要なのでは?」



それは確かに真理ではありますが、有酸素運動をしたほうが長期的な体重維持という意味では有利というメタ分析があります。
運動と食事の併用 vs 運動のみ or 食事だけを比較したメタ分析
この研究では食事制限&運動の併用と食事制限のみの効果が調べられているが、その結果は下記の通り。
食事のみとの比較
3-6ヶ月後の時点では-0.6kg多く減量したという結果になっており、これは有意差なし。
しかし12ヶ月以上になると、-1.72kgの減量となっている。
このように長期的には有酸素運動をしたほうが食事制限のもよりも痩せる傾向にあったのだ。
運動のみとの比較



ちなみに運動のみとの比較もされていて、こちらは半年~1年間で約6kgと食事制限をしたほうが圧倒的に有利という結果になっています



食事制限をしたほうが運動をするより圧倒的に効率がいいのは事実ですが、有酸素運動をすることにメリットがあるのもまた事実です。
有酸素運動で痩せる理由①消費カロリーが増える
まず有酸素運動で痩せる理由として、ひとつ挙げられるのが消費カロリーが増えること。
ちなみにこの消費カロリー増加による効果はやればやるほどいいわけではないので注意。
有酸素運動はやればやるほどいいわけではない。
「有酸素運動量で代償反応に違いは起こるか?」を調べた研究。肥満気味で運動習慣のない男性61人を集め3つのグループに分けた。
- 週3で300kcal/日の有酸素運動を追加したグループ21名
- 週3で600kcal/日の有酸素運動を追加したグループ22名
- 今まで通り生活したグループ18名
13週間後の結果は下記の通り。
- どちらもグループも体重が落ちた!(中程度:-3.6kg、高程度:-2.7kg)
- どちらのグループも脂肪が落ちた!(中程度:-4.0kg、高程度:-3.8kg)
- 推測されたエネルギー収支は中程度で-550kcal/日、高程度で-470kcal/日だった。
この研究では300kcal分の有酸素運動も600kcal分の有酸素運動も変わらないという結果に。
どうして有酸素運動の量によって効果が同じなの?やればやるほど消費カロリーは増えるよね?



これには考えられる要因が2つあります。
考えられる原因①NEATなどの他の消費カロリーが減る
まずひとつ目は、運動によるカロリー消費が増えすぎる他でのカロリー消費が減るから。



運動をメチャクチャした日は、体が疲れすぎて何もしたくなくなった…という経験は誰もが一度はしたことがあるんじゃないでしょうか。
332人を対象に実際の身体活動量と1日の消費カロリーを調べた。


多くの人が考えるのは、左図のように運動をやればやるほど消費カロリーが増えるというもの。
しかし実際には、右のように運動をやりすぎると他の部分での消費カロリーが減る。



なので有酸素運動で消費カロリーを増やすにはちょうどいいラインというものがあって、やりすぎは時間の無駄です。
考えられる原因②シンプルに運動した分だけ食べすぎる
そしてもう一つの要因は、シンプルに運動した分だけ食べすぎる危険があるということ。
12週間の運動プログラムを行わせたところ、食べる量が増えて予想より体重減少量が少ない個人がいた
運動をした日はお腹がすいてついついご飯をおかわりしちゃった、というのも誰もが経験があるはず。
シンプルに運動した分だけ食べすぎてしまうというのも有酸素運動が無駄になる。



前回のメタ分析と先ほどの研究をあわせると、やはり1日30分くらいのランニング(大体300kcalくらい消費)がおすすめです
有酸素運動で痩せる理由②意志力が増す…?
そしてランニングをおすすめする理由はもう一つある。
それはメンタルや意志力など、精神的な面に関するプラスの効果が大きいから。
「脳を鍛えるには運動するしかない!」とはよく効く話ですが、この話に一番効果があるとされているのがランニングなどの中強度の有酸素運動です。
- 運動とセルフコントロールに関するレビュー
- 有酸素運動の強度と認知的効果の間には逆U字の関係があると考えられている
- 低強度の運動では刺激が足りない
- 高強度の運動では疲労が強すぎる
中強度の有酸素運動が一番認知機能を改善した
実は有酸素運動の強度と脳へのポジティブな影響の間には逆U字型の関係があるとされている。
つまり低強度のウォーキングや高強度のHIITよりも、中強度のランニングくらいが一番エビデンスが充実している。
自分も減量中に有酸素運動を取り入れることが多いが、理由はこのメンタル面への影響が無視できないと考えているから。
そして行なっている有酸素運動はもちろんエビデンスが充実している「ランニング」だ。
メンタル面への影響
そして先ほどのメタ分析では、メンタル面への影響も調べられている。
有酸素運動の減量効果について調べた
| 項目 | 結果 | 確実性 | 解釈 |
| QOL(精神面) | +1.69 ポイント改善 (95% CI 1.18–2.20) | 低(Low) | 活力や幸福感が増加 |
| QOL(身体面) | +0.74 ポイント改善 (95% CI 0.29–1.19) | 低(Low) | 「身体的健康感」も増加 |
有酸素運動によって、活力や幸福感が増したという結果に。
ダイエット中というのは活力が低下しがち。



ダイエット中に有酸素運動を取り入れることで、活力を取り戻すことができます。
有酸素運動で意志力が改善した
そしてもう一つ重要なのが、有酸素運動によって意志力が改善すること。
被験者となったのは女子大学生51名。
20分間のサイクリングをしたところストループテストのスコアが向上し、高カロリー食品ではなく健康的な食品を選んだ
有酸素運動によってストループテスト(赤色の「あお」をみて、赤と答える)のスコアが向上することがわかっている(=抑制制御)が、これは高カロリー食品の抑制制御でも一緒。
被験者となったのは男性11人。
40分のランニング or サイクリング×週5を12週間行なったところ、認知的抑制に有意な傾向が認められた。(p=0.058, d=0.68)
ただし、エネルギー摂取量は変わらなかった。(p=0.326, d=-0.12)
実際に有酸素運動によって、高カロリー食品の消費が抑えられることが複数の研究で報告されている。
ダイエットとはいわばメンタルゲーム。
ランニングやサイクリングなどの中強度の運動でメンタルを鍛えるのがダイエット成功の近道なのだ。
有酸素運動のデメリット
「でも有酸素運動って筋肉に悪いんでしょ_」
「有酸素運動は体に悪いって聞いたけど」



こんなひとのために、有酸素運動のデメリットについても簡単に解説しておきましょう
筋トレと有酸素運動の干渉効果
ここで筋トレの干渉効果が気になる人もいるかもしれないが、30分×週3くらいであれば気にする必要はほとんどなさげ。
というのも干渉効果を発見した初期研究というのは週に240分というかなりの量の有酸素運動をこなしているから。
トレーニング未経験者23人を集め、3つのグループに分けた。
- 週5で筋トレをするグループ
- 週6で40分のサイクリングをするグループ
- 週5の筋トレと週6の有酸素運動を両方するグループ
これだけの有酸素運動をしていても、筋肥大にはそこまでの影響を及ぼしていない。
- 筋トレだけのグループはベースラインより筋肥大した!(+2.3cm)
- 筋トレ&有酸素でも筋肥大した!(+1.7cm)
- 有酸素グループは筋肥大しなかった!(-0.1cm)
一方で筋力はかなり干渉効果が見られました。


しかしその後のメタ分析で、週90分程度の有酸素運動では大して干渉効果は見られなかった。
27件の研究から750人の参加者を抜き出し『トレーニング経験によって同時トレーニングの筋力への干渉効果は変わるのか?』を調べたもの。
- 期間は6~21週間
- 有酸素運動のボリュームは週平均2.8回&1回あたり32分
- アウトカムは筋力
- 筋トレは平均週2.7回
- 12件の研究は、筋トレと有酸素運動が同一セッション
- 13件の研究は、筋トレと有酸素運動が別セッション



なにより干渉効果は筋トレと有酸素運動を別日にすれば干渉効果は起こらないことがわかっています。



ここら辺に関しては以前の記事でまとめたので、気になる人はそちらを確認してください。
有酸素運動は体に悪い?
そしてもうひとつ「有酸素運動は体に悪い」という話を聞いたことがあるだろう。
これについては、結論を言うと「やりすぎなければ、むしろ健康にいい」と言う話になる。
1098人のジョギング愛好家と、3950人の非ジョギング愛好家を調査した。
死亡率が最も低いのは週1-2.4時間、週2-3回のジョギングだった。
ランニングの健康効果を調べたメタ分析。
体脂肪率・心拍数・VO2max・中性脂肪・HDLコレステロールなどの値においてプラスの効果だった。
そして有酸素運動が体に悪いと言われる理由は「活性酸素が体を傷つける!」という文脈が多いが、実は活性酸素は多くても少なくても健康によくなさげ。
さまざまな動物で活性酸素の減少で寿命が伸びるパターンが観察されたが、ヒトへの抗酸化物質の投与では効果がなかったり逆効果だった場合も多く観察された。
たしかに活性酸素が過剰だと不用意に体の細胞にダメージを与える可能性もあるが、1日30分×週3程度では問題にはならないだろう。
有酸素運動の健康被害
とはいえ、有酸素運動にはデメリットが全くないわけではない。



シンプルに関節を痛める可能性がある、というのがデメリットです。
有酸素運動の減量効果を調べたメタ分析
このメタ分析では有害事象についても調べられている。
| 項目 | 対照群(1000人あたり) | 運動群(1000人あたり) | 差 | 確実性 | 解釈 |
| 有害事象 | 27件 | 46件 | +19件 | 低(Low) | 軽度の筋骨格系症状(膝・足首・腰痛など)がやや増加。ただし大半が軽症。 |
| 低血糖 | 6件 | 15件 | +9件 | 非常に低(Very Low) | 糖尿病合併者を含む一部試験で増加。健常者ではほぼ報告なし。 |
| 薬剤減量 | 36件 | 52件 | +16件 | 低(Low) | 運動群では降圧薬・糖尿病薬などを減量できた人が増加。 |
まずイメージ通りの関節や足首の痛み、他にも糖尿病を患っている人で低血糖などの症状が出た。



関節に不安がある人や、元々疾患を持っていて病院に通っている人などは担当医に相談してみるのがいいと思います。
まとめ
今回はダイエット中の有酸素運動についてまとめた
- 食事制限だけよりも、運動を組み合わせたほうが長期的に効果がある。
- 一番のメリットはメンタル面へのもの
- デメリットは関節の痛みくらい
自分もダイエット中は1日30分×週3程度のジョギングを入れている。



ダイエットでついつい食べすぎちゃう…という人は有酸素運動を取り入れてみてはいかがだろうか。
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