男性ダイエットをしているけど、下っ腹の脂肪だけ最後まで残る
下っ腹の脂肪は最後に落ちますが、その段階までダイエットを続けるのがそもそも人間心理的に難しいという事実が問題の根幹にあります。
今回のポイント
- 下っ腹の脂肪は落ちづらいので、本当に最後に落ちる
- 同じダイエット法でずっと同じ摂取カロリーを摂り続けていると、いつかは体重減少が止まる
- ダイエット終盤は、人間心理的にそもそもダイエットを続けるのが難しい
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下っ腹の脂肪は最後に落ちる
なんで下っ腹の脂肪は落ちないのか?
この問題の本質は、本当に低体脂肪率を実現するまでダイエットを続けることが難しいという事実がある。
ようじゅつまり男性だったらバキバキの体、女性だったらK-POPアイドルのような体型になる前に、ほとんどのヒトがダイエットをやめてしまいます
下っ腹の脂肪や女性の足やお尻というのは、実は脂肪が落ちづらい部位。
詳しくメカニズムを説明すると下記のようになる。
- 脂肪の合成スイッチであるαアドレナリン受容体が多い
- 脂肪の分解スイッチであるβアドレナリン受容体が少ない
- 血流が少なく、脂肪が動員されづらい
実際に研究もいくつか挙げておきましょう。
1995年の研究 [1]
脂肪動員は大腿部/臀部、腹部皮下脂肪、内臓脂肪の順で低い。
逆に内臓脂肪ではβ1、β2受容体の発現が多い
2022年の研究 [2]
ヒトの貯蔵場所としては、皮下脂肪が正常。しかしそこの脂肪貯蔵能力が限界を超えると、内臓脂肪に蓄積し始める。
特にヒトの皮下脂肪(特に大腿部と臀部)では、α2Aアドレナリン受容体の発現が多い。
1989年の研究 [3]
βアドレナリン受容体による脂肪分解は腹部で臀部の10-20倍も高い。
2010年の研究 [4]
内臓脂肪のほうが血流が多い
2008年の研究 [5]
ダイエットでは内臓脂肪が優先的に燃焼される
つまるところ、内臓脂肪は本来脂肪がたまるべき場所ではないので、ここに脂肪が蓄積されている場合は真っ先に使われる。
そして内臓脂肪が燃えきったら皮下脂肪が燃やされ始めるが、足やお尻の脂肪は最も燃えづらいということになる。
お腹は凹んだけど、浮き輪肉が残っているし足も痩せていない...というのは当たり前の現象。
特別なことをする必要はなく、それでもダイエットを続けていれば脂肪は自然と落ちる。

