”両側検定”と”片側検定”ってなに?迷ったらとりあえず”両側検定”すべし

前回の「1標本のt検定」では、日本人男性のベンチプレス平均が世界基準(80kg)と差があるかを調べた。

今回は、そのときに解説を濁した”片側検定”と”両側検定”について解説。

今回学ぶこと
  • 両側検定は得られた値を両方向的に調べ、有意水準を半分(2.5%ずつ)にして判定する
  • 片側検定は得られた値を一方向的に調べ、片側に5%を固める
  • 片側検定は、両側検定よりも有意差ありの基準が甘くなる
  • 検定では、特別な理由がない限り両側検定が標準
ようじゅ

論文を読む上ではあまり意識していなくても問題ありませんが、自分が実際にt検定するときには地味に気になる部分。なのでここで解説しておきます

基準よりも大きい場合も小さい場合もあるなら両側検定、大きい(or小さい)を一方向的に調べるなら片側検定

ようじゅ

結論を言うと、基準よりも大きいか(or 小さいか)を一方向的に調べるときに片側検定、基準よりもズレているか(つまり大きいかもしれないし小さいかもしれない)と両方向的に調べるときは両側検定を使います

両側検定(左)と片側検定(右)
ようじゅ

そして結論を言ってしまうと、基本的には研究では両側検定だと思っていて大丈夫です

たとえば「日本人男性のベンチプレス1RMは、世界レベルの80kgと同じか?」を調べているとしよう。

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