前回までの講座で、推測統計では得られたサンプルの値から”母集団のパラメータ”を推定すると話した。
ということで今回は、実際に得られたサンプルの値から母集団の平均を推定してみます
結論から言うと、サンプル平均がそのまま”母集団の平均(の推定値)”になる。
ネタバラシをすると分散は「サンプルの分散」と「母集団の分散」は一致しませんが、平均は「サンプルの平均」がそのまま「母集団の平均(の推定値」になります
たとえば被験者として日本人男性10人を集めてベンチプレス1RMを測定したとしよう。
合計が900kgなので、ここからサンプル平均を求めると90kgになる。
$$\bar{x}=\frac{900}{10}=90$$
そして、この値がそのまま母集団の平均の推定値になります
$$ \hat{\mu}=\bar{x}=90 $$
母集団の平均(神のみぞ知る真の値)が $\mu$ であり、その推定値 $\hat{\mu}$ はサンプル平均そのもの。
つまりこの例で言えば、母集団を”日本人男性”と仮定すると、日本人男性のベンチプレス1RMの平均は90kgになる。
このようにサンプル平均を求めるだけで、そのまま母集団の平均の推定値になります
ここからは抽象度を1段階上げて、もう少し一般化した形にしてみよう。
各観測値(たとえば1RMやカロリー摂取量)を $x_i$ とすると、母集団の平均の推定値は、サンプル平均に一致する。
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